話しかけられやすい葬儀屋でありたい

投稿者: | 2019-04-26

こんにちは、あきる野典礼です。

 

このブログをお読みになっている方の中にはもう何度も私と会って話をしている方もいらっしゃるのでしょう。

すると今回の記事は、そのような方にとってはなんとも面白おかしい内容かもしれません。

「その通りだ!」と読みながら笑ってください。

 

とは言え今からお話しすること、当の私にとっては本心ですので大真面目に語ります。

 

独立後、よく話しかけられるようになる

葬儀屋として独立した私は随分とお客様から話しかけられるようになりました。

スーツを着ずにラフな格好で仕事をするようになったからでしょうか。サラリーマンだった頃と比べると感触が明らかに違うんです。

 

お客様はいろいろなことを話してくれます。

家族のこと、今後のこと、不安なこと…

 

普段着で現れる私に、まるで旧知の友人のような口調で世間話や相談をもちかけてくださるんです。

 

例えばこんなことがありました。

とある女性が亡くなり、私はその葬儀を担当しました。

その女性は男家族のお母さんで、聞けば生前は家族の雰囲気をあれこれ取りもっていたとのこと。そりゃそうですね。男ってものは歳をとると家族とすらコミュニケーション取るのが難しく、というか面倒になってくる生き物ですから。

 

そのお母さんが亡くなり家族で葬儀をあげることになったわけですが、やはり残された男家族同士連絡調整がうまくいかない。

そこでどうも話しやすい存在だったらしい私には色々な相談がもちかけられました。

残されたご家族同士の間に入り、コミュニケーションがうまくやりとりできるよう、私にできる範囲で一生懸命やらせていただきました。

 

とまぁこの調子ですね

独立してからの私はそれなりにおしゃべりがしやすい存在になれているようなのです。

 

話しやすい関係から柔軟な葬儀を

以前このブログでも私が独立した理由、会社経営に込めた願いについてお話しさせていただきました。

私はお客様の近くに立ち、お一人お一人に合った葬儀を提案したいと考えています。

 

そんなことを考えている私にとって、自分が「話しやすい」状態でいられていることはとてもありがたいものです。

話せるからこそお客様に沿った提案ができるのですから。

 

費用の話を例として挙げてみましょう。

皆さんが葬儀に使える御予算には当然限りがあります。

その一方で、費用面さえどうにかなるのなら亡くなった方のためにやってあげたい葬儀や叶えたいこともあるんですね。

 

その願いに対し、サラリーマン時代の私は決まりきった枠の中でしかお客様に応じることができませんでした。

 

しかし独立した今は1つ1つ相談できる。

いかに今ある予算の中でお客様の希望を叶えられるか一緒に考えることができるんです。

お客様に願いを話していただき、それを自由な判断で形にしていけるのです。

 

話しやすい近所の葬儀屋として

サラリーマンの時には、会社のルールや会社の評価を優先してより多くの葬儀を担当する働き方をしていました。お客様に自分のイメージ通りの親身な対応をすることは難しく、お客様からも今回紹介したようなお話をいただくことはありませんでした。

 

今は自然とお客様からそういった話も含めてご相談させてもらっています。

「話しかけやすい」というなんともありがたいこの状況、近所の葬儀屋として今後も大切にしていきたいと思います。

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